2020年 5月2日、バフェットはバークシャー・ハサウェイの年次株主総会を開催しました
バフェット氏は2020年第1四半期に多くの株を売却
バフェット氏が売却した株は以下のとおりです。
・サンコア・エナジー(Suncor Energy Inc:SU) 70,000株
・バイオジェン(Biogen Inc: BIIC):5,425株
・トラベラーズ(The Travelers Companies Inc.:TRV):312,379株
・ゴールドマン・サックス:10,084,571株
・JPモルガン・チェース:1,800,499株
・米大手地銀USバンコープ株の一部売却
・シリウスXM:3,857,000株
・シンクロニー・フィナンシャル:675,000株
・リバティ・グローバル:481,000株
・ダヴィータ:470,000株
・テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズ:460,000株
・ゼネラルモーターズ:319,000株
・リバティ・メディア:240,000株
・アクサルタ・コーティング・システム:194,000株
・ベリサイン:137,132株
・リバティー・ラテンアメリカ:84,062株
・アマゾン:4,000株
ウォーレン・バフェット:敗北を認める
4月にバークシャーが保有していた航空会社の株式を
・米デルタ航空など保有する全ての航空株を売却
・アメリカン航空グループ:591,000株
・サウスウエスト航空:6,500株
会議の中で、バフェットは、
バフェット氏が、これまで貫いてきた二大投資戦略。
バークシャーは通常、長期的な視点に立ち新しいポジションを構築します。したがって、追加したばかりの銘柄をすぐに売却するというのはバフェットらしくない動きと言えます。しかし、バークシャーがバイオジェンとサンコア・エナジーをポートフォリオに追加したのは第4四半期なのに、すぐに売却に動くというのはかなり奇妙な動きと言えます。
さらに、2つ目の「海外で事業を拡大できる米企業に投資する」という点ですが、自国主義が進む今の時代にはなかなか通用しずらくなってきているのではないでしょうか?。米国や中国、欧州各国は世界に冠たる自国企業を育てようとしています。脱グローバル化が長期的にどうなっていくかの予測は困難ですが、短期的には競争が激化し、米企業の株価を押し下げていく可能性は高いのではないでしょうか。